詩の彼方

うたをうたってます

群青藍色雨霰

うまれてきたことを

ゆるされたとき

しあわせだった

いきていることを

ゆるされたとき

しあわせだった

そうして

そうして

ゆっくり

ゆきがとけていくように

じぶんも

じぶんを

ゆるしていけるのだとおもっていた

なのに

なのに

きようも

なぜか

ないていて

そのなみだのわけは

よくわからなくて

うつくしいひと

うつくしいはどう

それらにふれたとき

わたしのこころは

ゆれて

ふれて

ふるえて

しずかに

なみだをながす

きようも

あすも

きっと

なれることなく

いきることに

なれることなく

わたしは

いきていく


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