詩の彼方

うたをうたってます

2023-01-01から1年間の記事一覧

泣かない子ども

私は泣かない子どもだった 泣くと辱められる 嘲笑される 私は泣かないと ある時から決めて 泣かない子になった 降りかかる全ての理不尽を ほぼ無表情でやり過ごした 泣く時は一人で 声を上げずに淡々と粛々と 涙を流した 時折そうする事が メンタルヘルスに…

私はもう間違えない。

私はもう間違えない。 激しく行き交う車の隙間に 現れる子供の姿があれば 次は間違いなく 持っているお金の 全てを与える。 私はもう間違えない。 樹を集団レイプする様に 出会ったら 次は間違いなく 嫌がってるから 止めてと止める。 私はもう過去を後悔し…

春眠暁を覚えず

あの人いう 鳥籠の中で 本当はずっと 飼われていたかった。 柔和な声の中に 本当はずっと 抱かれていたかった。 春が来て 夢は醒めて それでもまだ 私は夢の中にいる。 夢は醒めても 眼が覚めない。

JUSTECO(正義)

真っ直ぐな心 それだけが 私の正義

utao(雅樂凰)

詩(し)に形(かた)があったり 技法があったり 法則があったり そんなの知らないまま 10歳の頃から描き始めた。 そんなの こないだの土曜日に 知った。 ウタは湧いてくるモノであって 作るモノじゃないと思ってた。 思考の産物ではなく 感性の産物だと想ってた…

乙女座の満月の日に

10年前の 射手座の満月の夜 あなたは まだ目の前にいる私に ayoさんは 大阪のいい思い出と 私に言った。 10年後の 乙女座の満月の朝 もう目の前にいない あなたに私は想う あなたは私の 生涯の想い出。

koro(心)

心を閉じていたい もう傷つきたくないから 心を閉じていたい もう悲しみたくないから 心を閉じていたい もう何も感じたくないから

Homaro(人間)

神さまは自分の内側にいる。 そんな事は生まれた時から 知っていて ただ確証が確信が 持てなかっただけ。 神さまは自分の 内側にいるのではなく 自分自身が神さまで在る事に 気づいたのは 随分と大人になってから 外側に祈っても何も起きない 内なる祈りしか…

美食

不味いもん 食うた事ないのに 美味いもん わかるかぁ 美味いもん ばっか食うてたら それは不味いで 感謝はさ 両極から やって来る 両極が合ってこその 真ん中やろ せやないと 真ん中は在られへん。

一番大切な事

一番大切な事を 大切にしようと思ってる。 本当に本当に本当に。 大切にしようと想ってる。 だからする。 するだけをする。 思考よりはやく 動く心の動きを 見落とさない様に 無視しない様に 一瞬の一瞥の 針の穴の径を 通り抜ける 幾度も何度でも 先に其処 …

Antaŭnomo(ファーストネーム)

名前を呼ばれる事のない 貴方の名前を私は たくさん呼ぼうとした 貴方の音を 貴方を表す音を 貴方を現す4文字の音を たくさん音にして 貴方の耳に 届けようとした 貴方を愛しているよ 貴方をカタチにした音を どうか覚えていてね 忘れないでね 今でも堪え切…

真実

嘘の顔した真実 本当の顔した嘘 人は騙されたい 人は騙されていたい 本当の事を 知っている人は少ない 本当の事を 知りたい人も少ない 本当の事を 知ってるつもりで 生きてゆきたい 本当の事を 知ってるふりで 生きてゆきたい 本当の事は美しい 本当の事は醜…