詩の彼方

うたをうたってます

カッチャン

かっちゃんは、お母ちゃんみたいになりたい!お母ちゃんみたいになりたい!言うて祈るように鍋を振り続けた。

そしたらお母ちゃんみたいになった。
てか、かっちゃんは端からお母ちゃんみたいやった。

あやちゃんは、お母さんみたいになりたくない!お母さんみたいになりたくない!言うて祈るように大人になった。

あやちゃんは、お母さんみたいになってしもた時もあったけど、あやちゃんは、あやちゃんやったからお母さんみたいに成らんで済んだ。

てか、あやちゃんは端からお母さんとは違た。